[2012-2019]全日本剣道選手権大会出場者の「出身都道府県」を調査・集計してみる

データから見る剣道

全日本剣道選手権大会の出場者はどの都道府県の出身者が多いのか。

ここ数年の優勝者を例に挙げると、警視庁所属の内村良一選手は熊本県出身、神奈川県警所属の勝見洋介選手は岡山県出身である。高校剣道は明らかに九州が強いが、この傾向は選手権大会出場者の出身都道府県にも現れるのだろうか?

…そんなわけで、全日本剣道選手権大会の出場者の「出身都道府県」について調査してみました。

調査の動機

進学や就職によって、出身地とは異なる都道府県から全日本剣道選手権大会に出場する選手は非常に多いようです。全日本剣道選手権大会のWikipediaのページに以下のような気になる記述がありました。

2006年から2011年まで、熊本県出身者で6連覇を記録している(内村良一(2006年・2009年)、寺本将司(2007年)、正代賢司(2008年)、高鍋進(2010年・2011年))。

Wikipedia 全日本剣道選手権大会

しかし、この4名の選手は所属は熊本県ではなく、別の都道府県の所属として出場しています。さらに2011年以後も、

  • 内村良一選手
    (熊本県出身、警視庁所属、2006・2009・2013年優勝)
  • 西村英久選手
    (大分県出身で熊本の九州学院高校OB、熊本県警所属、2015・2017・2018年優勝)

が優勝回数を積み重ねるなど、熊本県にゆかりのある選手が圧倒的な結果を残しているのは事実。

ならば、全日本剣道選手権大会の出場選手において出場者数が多い「出身都道府県」はどこか、調査してみようと思いました。

調査対象・方法

2012年から2019年までに開催された(開催される)全日本剣道選手権大会の、出場選手全員を対象にしました。もちろん、「所属」都道府県ではなく、「出身」都道府県を集計しました。参考文献は、全日本剣道連盟の公式サイトで公開されている全日本剣道選手権大会の出場選手の情報です。

それでは出身者が多い都道府県は

集計した結果、以下のような結果となりました。なお、同じ選手が複数回出場していても、重複してカウントしています(例えばA選手が2018年と2019年の2回出場した場合、2名としている)。

  1. 福岡 30名
  2. 熊本 26名
  3. 千葉 24名
  4. 宮城・長崎 20名 
  5. 茨城・佐賀 19名
  6. 北海道・鹿児島 18名 
  7. 大分 17名
  8. 兵庫・岡山・宮崎 15名
  9. 和歌山 13名
  10. 愛知 12名

予想との相違はいかがだったでしょうか。北から南まで日本中に分散している様子がわかります。

都道府県別の優勝回数で上位の都道府県は

これまたWikipediaのページに載っている情報ですが、都道府県別優勝回数というものがあります。出場選手が所属、つまりその都道府県の代表として出場している都道府県からカウントしたものです。

16回:東京都(10人)
13回:神奈川県(6人)
7回:大阪府(6人)
5回:愛知県(5人)

Wikipedia 全日本剣道選手権大会

優勝回数は上にようになっていますが、それらの都道府県「出身者」は集計期間内(2012-2019)で、

  • 東京 7名
  • 神奈川 5名
  • 大阪 7名
  • 愛知 12名

となりました。

大会一回における最多出場

ちなみに一回の大会における最多出場は、2019年の第67回全日本剣道選手権大会における福岡県の7名でした。「出身」都道府県1位は2018年まで熊本でしたが、2019年に福岡出身の選手が7名も出場することによって、順位の入れ替わりが発生していました。

0人の都道府県も存在した

あくまで集計した2012年から2019年の間ですが、出身者が0人だった都道府県が存在しました。

ここ10年の間に優勝した選手は

  • 高鍋進選手:熊本県出身
  • 木和田大起選手:三重県出身
  • 内村良一選手:熊本県出身
  • 竹ノ内佑也選手:宮崎県出身
  • 西村英久選手:大分県出身
  • 勝見洋介選手:岡山県出身

勝見洋介選手が鹿屋体育大学出身であることを考えると、やはり九州にゆかりのある選手が優勝している印象です。

まとめ

  • 九州勢はやはり多かったが、日本中に分散している
  • 優勝回数が多い都道府県でも、必ずしもその都道府県出身者とは限らない

お読みいただきありがとうございました!

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